2007年6月28日

 夏、暑いときに水をまくと少し涼しくなりますが、これは水自体が空気の温度を下げているというよりも気化熱を利用して行っているものらしいです。
 
 気化熱は物質を気体に変化させるために必要なエネルギーといわれています。

 液体が気体に変わるときには気化熱が必要となり、その熱が空気や地面から奪われて温度が下がるという仕組みです。

 物質が気体に変化する気化というものは、焙煎中にもおこっています。
 例えば、①水の気化(豆の水分が気化するとき) ②液化ガスの気化(プロパンの場合)

 ①は焙煎をしているとよく感じ取ることができます。豆によって温度の上昇の仕方が違うのはここら辺の影響が大きいのではと思います。

 ②はプロパンのボンベの中に入っている圧縮された液化ガスが気化するということです。気化にはある程度の温度が必要となるわけですが、プロパンガスの沸点は−42.09 ℃なので、-50℃以下にもなる南極では気化しないことがあっても日本でそのような心配はないことと思います。

 注目したいところは気化後の温度変化です。
 気化直後のガスは−42.09 ℃ということになるので空気との温度差は40℃~70℃もあることになります。
 気化後、温度差による熱エネルギーの移動がどれだけあるかは気温やボンベからの距離など様々な条件により変わってきます。ガスも空気同様気体であり、温度が変わるとボイルシャルルの法則により体積も変化します。
 モル自体は変わらないので体積が変わると濃さも変わることになります。

 ガスは、正確に計算するのは難しいとも聞きました。ガスの濃さの変化を正確に求めることも難しいと思います。

 しかし、ガスに限らず温度差が生じるところには熱エネルギーの移動があり、焙煎しているときはそれがいたるところでおこっているわけで、それらを完全に計算することは不可能なことではあるのですが、それらをある程度イメージすることは可能なことではないかと思います。

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